クモ膜下出血の診断に対するSystematic Review。
Acad Emerg Med. 2016 Sep;23(9):963-1003.
突発・最悪の頭痛がもっとも感度の高い病歴
突然発症の頭痛:1時間以上かかってピークに達してれば否定的
病歴上、「首こり」はもっとも可能性を高めるため中医。救急外来特に救急車受診はそれだけでハイリスク
高血圧既往、労作時発症、嘔気の有無の診断特性は微々たるもの。
意識障害、神経学的巣徴候、項部硬直いずれかあれば精査するのは当然だが、いずれも感度は低く、むしろこれらが無い状態で適切に疑えることが大事
CT検査は6時間超えると感度が落ちることに注意
髄液検査で「血性」であったときの診断特性は微妙で、検査はしたけど・・・となりうる。
血性髄液の場合、肉眼的キサントクロミーがあればTraumatic tapとの鑑別に有用、
MRIについては言及なし