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連載:クスリとリスク・9 薬剤熱

「総合診療」12月号特集はこれでパッチリ! 眼の健康問題でした。

眼科医のいない当院ではこの知識は重要です。

当院で導入したVersaCam。Panopticよりも断然見やすいですが、これでも網膜剥離はより周辺に起こるために眼科医の診察には匹敵しないとのこと。肝に命じておきます。

ステロイド点眼は定期的に眼圧チェックできない状況で処方しない。これは朝レクで私も取り上げました。

抗がん剤での障害には2つあり、1つは痛みや羞明などで発症する角膜上皮障害でこれはやめれば良くなる。一方、流涙で発症する涙道の狭窄・閉鎖の場合は不可逆的変化となるため、早期にチューブ留置をしなければならない。

点眼薬の接触性皮膚炎は当院でもありましたね。結膜炎というよりは眼瞼の表皮に炎症がありそうで疑うことができました。点眼薬中止で速やかに改善。

糖尿病患者の眼底検査受診率は先進国で最下位。当院の患者さんたちもポスター貼って、診察室で勧めていますが、なかなか受診してくれない。紹介状も書いているのに!。難しいですね。

ステロイド緑内障はサイレントに進行する。簡便な(安価な)非接触型眼圧計が欲しいですね。

私の連載は薬剤熱でした。

抗菌薬や抗てんかん薬は薬剤熱の原因となりやすい

薬剤投与から発症までは2-3週間以内が多い。

診断には被疑薬を中止するのが一番で、72時間で解熱しなければ薬剤熱は否定的と考える

関節痛があれば血清病様反応や薬剤性ループスなど特殊型も考える。

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