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冬の21世紀 適々斎塾 特別セミナーで講演しました。

冬の北海道恐るべし。

小嶋 一先生が参加できなくなってしまい、楽しみにしていた講義がなくなってしまいましたが、本村和久先生、佐田竜一先生と共に穴を埋めるべく頑張ってまいりました。

◎講演1: 「外来予防診療の概要ーヘルスメンテナンスー」   亀田総合病院 佐田竜一先生

ケースシナリオに基づいてみんなでどのようなヘルスマネージメントを考えました。

ヘルスマネージメントは日本では学ばない。欧米では必須なのに! Lead time bias:検診では癌発見早いので見かけ上生存期間長くなる Length time bias:無症状の進行速度の遅い癌が見つかる→生存期間長くなる Compliance bias/self-selection bias:検診受けている人は健康意識高い Psuego-disease bias:罹患率高いが、死亡率は変わらない どうでもいいですが覚えてしまった言葉「亀田はチーバ君の肛門」  BRCA変異疑ったら日本HBOCコンソーシアムに相談がよいかも http://hboc.jp/ 骨粗鬆症のスクリーニングは65歳から 女性のみ 男性の骨粗鬆症は原因探せ 転倒リスクの高い65歳以上→運動+VitD 3M timed up and go test> 12秒で転倒リスク高い

O先生の3M timed up and go test実演です

40-70歳 BMI>25でDMスクリーニング 18歳以上に血圧測定 治療介入前にHBPはClass Aの推奨 AAAスクリーニングは喫煙歴のある65-75歳の男性に1回のみ HIVは先進国で唯一増加傾向の国が日本 ZOSTAVAX(生ワクチン)は60歳以上に推奨 日本でも接種可能に 帯状疱疹は半分、神経痛は70%減少 9000円ほど

◎講演2:「エビデンスからみた外来予防診療 悪性腫瘍を中心に」  洛和会丸太町病院 上田剛士  検診で救える悪性腫瘍は肺癌、胃癌、大腸癌、乳癌、子宮頚癌  甲状腺癌と前立腺癌は”悪性”腫瘍なのか疑わしいことも  生命予後改善効果があるのと市民検診での癌検診は若干異なる  タバコ吸うのや濃厚ではない家族歴と帯状疱疹、PMR、DVTなどによる悪性腫瘍合併リスクは同程度。ただしDMは別! 

◎講演3:「予防医学の今後と問題点」 沖縄県立中部病院 プライマリケア・総合内科 本村和久先生

グループディスカッション盛り上がっていました。

  • 本日の講義を聞いて、どのような予防医学を実践しようと思いますか?

  • 予防医学の実践において障壁や問題となるものがありますか?

  • その障壁や問題点を解決する方法は?

今回の内容は正解がなく、Shared decision makingすることが多い分野でもあり、グループディスカッションの役割がいつもにましてあるかもしれません。

私もグループディスカッション入れればよかったなと反省。

「次々おぼれた人が流れてくる川」慌てて助け上げて人工呼吸をし続けるあなた。その事に手一杯でどのような事態が上流で起こっているか確認し手を打たなければならないことに気づかないのではよくない。

肥満はお金で解決しない。タバコもお金で解決しない(インセンティブが無効ということで高い税金をかけることは別と思います)。

経済格差と予防医療の関係は簡単な問題ではない。

行動経済学の話:これは私も最近勉強した内容でした。

誘導された結論も、後から種明かしされても2%でしか結論は変えない。

◎グループ発表 亀田総合病院 佐田竜一先生 「私の考える予防診療 -年齢・性別における適切なヘルスメンテナンスー」

皆さんの作られた5か条をメモ

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