第2回総合診療セミナー
広島グランドインテリジェントホテルにおいて 「第2回総合診療セミナー」で講演しました。
横林賢一先生の「総合診療と行動経済学」 本当に面白い分野ですよね。 ポップコーンのSは3$、Mは6.5$、Lが7$ならばMを買う人はいない。なんとなくLがお得な感じがしてしまうというトリック。だからSとLを売るよりはS、M、Lで販売する。 死因を遡ると不適切な生活に基づくのが半分! だから我々も行動経済学を知ったうえで生活指導に役立てたいものです。 直感大事。シンプル、楽しい、お得の3つ。 ガイアネタは驚きすぎてどこまで本当かわからない世界でした・・・。知りたい人は「ウンコレ」というアプリを検索してみてください。 横林先生は白衣を脱いだ医療従事者と市民が健康について話し合えるカフェを企画しているそうで、それも興味深かったです。
私の話は 「総合診療医が知っておきたいERトリアージスキル」 でした。 当院でもトリアージ・ナースがトリアージをしていますが、トリアージは実に難しい。 バイタルサインの重要性、客観的なバイタル評価指標:Early Warning Signについて。 採血結果に頼っていてはまだ一人前とは言えない。採血結果見る前に入院かどうかは決められるようになろう
見たい物しか見れないからこそ、Prediction Ruleを使って見落とさないような工夫もあり。 既往歴大事、ADLはERでも大事。ISARやTRSTで死亡率予測してみよう。 高齢者のADLだけ評価したら(Palliative Performance Scale (PPS))、こんなに予後分かります。