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治療 2018年11月号 特集 「終末期の肺炎 」に記事掲載されました

第100巻となる治療の特集は終末期の肺炎

プライマリケア学会で病院総合診療医のあるあるをちゃんと形にして、同じ悩みを抱えている若手医師の助けに少しでもなりたい。という想いで以前勉強会した内容をModifyして本になりました。

■まずは治療の引き出しを増やそう 肺炎診断の難しさ(上田剛士) 肺炎治療の難しさ(川島篤志) 誤嚥性肺炎のABCDEアプローチ(森川 暢) 口腔ケア,食事中の体位,嚥下機能改善に向けた薬物選択について(川端康一) オーラルフレイル,サルコペニア,リハ栄養(若林秀隆) 総合医だけでできる嚥下機能評価 ─非リハ職と取り組む多職種協同の経口摂取支援─(佐藤健太) ■それでも治せない高齢者肺炎 終末期診断の難しさ(荒幡昌久) 胃ろうや中心静脈栄養のエビデンス(矢吹 拓) 終末期肺炎のACP(川口篤也) 摂食嚥下リハビリテーションをいつまで続けるのか(前田圭介) 治療の差し控え・中止をめぐる法的問題(高乗智之) 最期の肺炎を迎えたときに何をすべきか ─緩和ケアの観点から─(柏木秀行,他) ■総合診療医の得意技を肺炎診療に活かそう 訪問診療のコツ(川渕奈三栄,他) デバイスを上手に使おう(古屋 聡) 家族志向性アプローチの活用(大浦 誠) 交渉術(奥 知久)

私の話は以下の4点がメインの内容です。

1.嘔吐して誤嚥性肺炎は嘔吐した理由を探せ。尿路感染が多いが、心筋梗塞のこともある。

2.誤嚥性肺臓炎と誤嚥性肺炎をできるだけ区別しよう

教育的な症例としててんかん発作に伴う誤嚥性肺臓炎に対して“念のため”抗菌薬使用したところ、C. difficile 感染を来し死亡した50歳男性の論文を紹介しました。同報告ではてんかん発作前に呼吸器症状を伴っていなかったことから細菌性肺炎は非常に考えにくいとしており、安易な抗菌薬投与に警鐘を鳴らしている。

3.超音波検査とグラム染色を使いこなせ

4.結核を安易に否定するな。結核感染はフルオロキノロン、ペニシリン/βラクタマーゼ阻害薬やカルバペネム投与に反応する事がある。

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