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一般内科医でもできる「めまい」の身体診察

京都府医師会館で第3回総合診察力向上講座として上記の題で講演しました。

普段は普段はスライド1枚1分計算で講演しているのですが、実技を入れると1.5~2倍は時間取られました。

内容としては内容としてはDix-Hallpike法、Epley法、Supine-roll法、Gufoni法についてはかなりご理解いただけたように思います。講演会後に耳鼻科の先生からも分かりやすかったと御意見頂けたことは大変有難く思いました。耳鼻科医や神経内科医がいる中で「めまい」の話をするのは役者不足であることは重々承知していますが、私のような素人が話すことで、非専門医でもちゃんと診療できることが伝わるのではないかと期待しています。

HITの実演は大事ですね。会場から拍手を頂けたのはとても嬉しかったです。練習しておいてよかった。動画を多用しましたが医師会のシステムが良くなったので中継しても動画で伝わったように思います。


講演会後に耳鼻科の先生からご指摘頂きました。

「めまい」は眩暈と書くが、私のスライドでは幻暈と記載されているとのことでした。

「眩」は常用漢字から外れていますので普段の執筆時には「めまい」と書くことが多いのですが、パソコンの医学辞書による変換で幻暈となっていることに違和感を感じていませんでした。失敗致しました。


気を取り直して正しい用語に悩む場合に見るとよいサイトを紹介させて頂きます。


この辞書は医学の略語や医学用語の正式な日本語訳、さらには発音も調べられるので重宝します。これによれば確かに漢字は「眩暈」が正しいです。

このシステムではPubMedやJ-Stageを含む様々な国内外のサーチエンジンを横断的に検索することが可能です。私と同じ漢字変換ミスのままいくつもの論文が発刊されてしまっているようですね。これは気を付けないといけませんね。


これは普段使う事のないサーチエンジンなのですが、国立国会図書館のリサーチ・ナビからもリンクが張られているサイトなので、信頼性は高そうです。日本文学の中から用語の使用例を検索できます。調べてみると「幻暈」は日本文学においては「かさ」と読むようです。「暈」一文字でも太陽を取り囲むような光の環(英語で言うならHalo)を意味して「かさ」と読みますので、「幻暈」で「かさ」と読むのはこの作品における特殊な読ませ方なのかもしれません。少なくても私のパソコン辞書では「かさ」からは変換されませでした。






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