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京都府理学療法士会 新人教育部主催の研修会

9月19日に「バイタルサインから見るフィジカルアセスメント」と題して講演致しました。


もともと看護師にレクチャーしていた内容を修正して使いました(スライドが看護師向けのままになっていたことに後で気づいた・・・。失敗です)。

  • バイタルサインの重要性、有用性。

  • 血圧が下がる前にショックを見つける:ショック指数、起立性低血圧、脈圧低下、ショックの5Pなど。

  • 呼吸数は軽視されがちですが、早期認識と言う観点からはSpO2よりも有用(COVIDではSpO2欲しいけどね)。

つまり、低血圧、SpO2低下という頑張り切れなくなった状態で気づくのはもう卒業しましょう。頻脈や頻呼吸といった頑張っている状態をみて、おかしいかも、と気づけるようになりましょう。


他にはEarly Warning Scoreなど一通りバイタルサインについて説明いたしました。


理学療法士の先生にとって起立性低血圧は重要です。起立性低血圧をみたら収縮期血圧だけではなく、拡張期血圧や脈拍数を記録することでその病態も把握できることも説明しました。つまりバイタルサインだけで治療方針・予防方法も決まってくるというわけです。

食後低血圧も問題です。食事とのタイミング、末梢の暖かさ、徐脈傾向から判断しますが、これが疑われればリハビリのタイミングを調節する必要があるかも知れません。


その他に”ショック患者”では皮膚所見を見ることで真のショック=臓器障害があるかが分かり、どれほど積極的にリハビリを行うかの参考所見になることも説明しました。まあ、この判断は医師が行うべきではあるとは思いますが。

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