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執筆者の写真Y

南砺市民病院で講演しました(が、LUCAS3についての話)

ちょうどLUCAS3のデモをやっていたので、そちらの話。

丸太町病院にはLUCASがないので研修医が汗流して頑張っていますが、昔導入しようとしても予算の面から購入してもらえなかったLUCAS2。そこからいつくか改善された点があるようです。こういうの見ると欲しくなっちゃいますね。

まず、ガイドライン2015に沿った胸骨圧迫圧迫深さ:約5cm、胸骨圧迫のテンポ:102回/分、完全なリコイルができるようになっています。

キャリングバッグはハードカバーとなり丈夫になりました。

バックボードが二層構造だったのが一体化され、清掃が楽に、衛生的になりました。

レポートジェネレーターといって、ボタン押すだけでBluetooth経由でパソコンに蘇生の経過がデータ転送できます(救急隊向け?)。



お値段は250万、トヨタ カローラ スポーツと同じような値段です。

さらに、LUCAS3のソフトウェアが更新されたらしいです。

圧迫頻度を102回、111回、120回と変更できるように。これは10年前に私も業者に聞いたことがあったので、現場からの意見が多かったんじゃないでしょうか。機械だから疲労なくリコイルもしっかりしながら回数を稼げる。海外では先にこの仕様変更が使えたらしいですが、まだ臨床アウトカムの評価はされていないそうです。

圧迫深度は45-53㎜まで1㎜単位で設定できるように。これは体格によって自動設定できたらいいなと思いますね。胸郭コンプライアンスは人それぞれなので圧迫するときの圧では定められないので、体格の大きさと胸郭の歪みを測定することで対応できるようにそのうちなるんじゃないかなぁ、などと考えていました。

胸骨圧迫:換気回数の比率が30:2だけではなく、50:2にもできます。へー。胸骨圧迫回数の比率をふやしていく近年の流れをくみ取っていますね。

吸着カップが自動で最適位置にまで設定される方法も可能に。

換気ポーズの際に圧迫パッドを10㎜挙上させ、換気をしやすく。なるほどね。


一応、講演会の話も少し。めまい実演セミナーで歩き回りました。万歩計を買ったので測定したら3300歩数。一万歩には1日講演会3回か、、、それは無理ですね・・・。

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