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室9回 神戸GIMET (General Internal Medicine Education aで講演しました


私は講演IIを担当しましたが、講演Iは

「湿疹・アトピー性皮膚炎と蕁麻疹診療の 基礎と実践 ~皮膚科医の立場から~」でした。

以下、メモ書きです。


  • 顔面播種状粟粒性狼狽、好酸球性膿胞性毛包炎など湿疹と見誤りやすいので、1か月のステロイド外用で改善なければ皮膚科紹介を。

  • アトピー性皮膚炎として加療されていた患者が、皮膚筋炎と判明。20歳台だがTIF1γ陽性で進行胃癌あり(診断の遅れは許容し難い)。

  • 皮疹はひっかいたような皮疹が提示されていました。Scracth sign見た時の膠原病は皮膚筋炎とAOSDの2つが有名ですね。

  • 日光過敏を疑う皮疹の分布も大切。アトピーなら膝裏などに皮疹もうちょっと欲しかったので皮膚科医的には一見して違和感あったとのことで、皮疹の分布はとても大事。

  • 接触性皮膚炎もアトピー性皮膚炎と鑑別難しいものがある。

  • 皮膚科紹介前にステロイド内服と鏡検前の抗真菌薬だけはしてはダメ。1か月のステロイド外用や抗ヒスタミン薬内服はOK。

  • 蕁麻疹のことを「ほろせ」と地域によっては呼ぶそうです。調べてみると兵庫の方言とありました。かゆみを伴う紅斑が24時間以内に出没することを確認できればじんま疹。じんま疹の72%は特発性。アレルギー性は3.4%のみなので食品原因はまれと言って良い。

  • 抗ヒスタミン薬は併用よりも倍量投与を提案。これはインバースアゴニストの概念で説明される。






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