「総合診療」 5月の特集 誌上Journal Club 私を変えた激アツ論文 臨床編でした。
「総合診療」 の連載、医学と日常の狭間で😊患者さんからの素朴な質問にどう答える?は指を鳴らすと指が太くなる?です。
今回紹介するのは関節を鳴らした時のエコー動画です。
エコー動画の公開はおそらく世界発ではないかと。
今までだれもわざわざ見ないし公開しなかっただけという話ではありますが。
エコーでみると音が鳴る=気泡ができる様子がよく見えます。
気泡はしばらく残り、音を連続で鳴らすことが出来ないのも理解できます。
ちなみに被験者は私です。
・音を鳴らす前後でROM調べた結果、指を鳴らすことで一時的に関節可動域を広くなる可能性があります
だからマンガではケンカ前にポキポキとやるのかも??
・変形性関節症と指鳴らしとの関連は希薄です。
DIPを鳴らす人は少なく、MCPやPIPを鳴らす人が多いです。OAがDIPに多いのと矛盾します。靱帯は伸びるかも知れませんが関節軟骨の摩耗をさせるような動きではないですし、XR写真による評価でも関連性は否定的です
・手指のOAを診たら「働き者の手」と言ってあげたい。
DIP関節は小さい関節にも関わらず指の先端であることから一番負担がかかり、普段から良く手を使う働き者ではどうしても変形を来しやすいんです。映画Nausicaaで(OAではないのですが)「働き者の手」という表現があり、私は働き者の手と言うことば好きです。
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