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執筆者の写真Y

第17回 埼玉県内科医会・埼玉県総合内科専門医会で講演しました。

オンライン参加で行いました。


特別講演1は東北大学病院 腎・高血圧・内分泌科 特任教授 佐藤 文俊 先生による「今後の高血圧治療~MRブロッキングのリアルワールド~」でした。


高血圧と腎障害について概説。

補足:SPRINT試験について。心血管リスクの高い高血圧患者において目標収縮期血圧<120で心血管イベントおよび全死亡率が優位に減少。この試験で議論になったのは自動診察室血圧測定法(AOBP)という測定方法で、これは通常の診察室収縮期血圧より10mmHgほど高いともされます。ということで目標血圧は130/80でよい。

原発性アルドステロン症(PA)について。高血圧患者の5-10%がPA。

本態性高血圧症と比較して最も多いのは? 心房細動、脳卒中、心肥大、慢性心不全、心筋梗塞、メタボリック症候群、糖尿病の順。

1日食塩摂取量概算=6×尿中Na÷尿中Cr

食塩摂取量に感受性がある高血圧患者とそうではない患者がいる。RAS阻害薬は減塩/利尿薬と降圧効果において相性が良いが、利尿薬は低Kに注意。


一般的な講演よりもWEB講演のほうがスライドの文字が読みやすいですね。

今迄は会場でオペラグラス持参の先生もおみかけしましたが、オンライン講演会ならばそれも不要です(老眼鏡は要るかも知れませんが)。


今回はCisco Webex Meetingを始めて使いました。

無料で100人×50分可能であり、使い勝手も良かった。共有画面の安定性はZoomと同等、Skype以上。なかなか良いシステムと思いました。


私は「こんなに多いのに意外に知らない胸壁症候群」を講演しました。60人ほどの参加者だったようで多くの方々にお聴き頂けて有難うございます。

「内科医は『内臓の病気』という最終診断名を用いることは決してない。ならば『筋骨格系の疼痛』という最終診断名を用いるのもいかがなものか? ましてや『怖い病気ではない』というだけでは患者さんを納得させることは難しいのではないか?」と偉そうに話してきましたが、半分は若き日の自分に対して自省の念で語っているのでお許しいただきたい。

最近は血ガスの講演依頼が減って、高齢者、胸壁症候群、めまい、ショックのご依頼が多いです。いくつかやりたい新ネタはあるんですけどまとめる時間がなかなか・・・・。

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