適々斎塾に丸太総診10名で挑んできました。10講演あって内容もりだくさんだったので司会もろくにせず、次々と講演してもらいました。スライド1枚ずつで内容共有。
アレルギー疾患はいろいろ知っていないと分からないのがある。しかし主婦は大概しっているという経口ダニアナフィラキシー。研修医のほうがむしろ知らないのかも知れない。密閉容器は意味がなく、保存は冷蔵庫へ。
ケースレポートから賢く学ぼう。NEJM- MGH case report、NEJM - clinical problem solving、NEJM -images in clinical medicine、CMAJ -clinical images-cases、BMJ case reports、European journal of internal medicine- internal medicine flashcards-はおすすめなジャーナル。
ちなみに上のスライドの答えはexcise-induced vasculitisでした。
眼瞼浮腫の鑑別。発症スピードなどから体液貯留、アレルギー機序、自己免疫疾患、感染症、腫瘍などを鑑別していく。具体的には皮膚筋炎は眼瞼浮腫・全身浮腫が主訴となりうる。甲状腺機能正常なBasedow病も注意。開業医目線ではEBV感染が多い。
薬剤性疾患。網状皮斑は薬剤性に認めることがあります。最も多いのはアマンタジンで、この場合は良性です(薬剤性ANCA血管炎の場合はよろしくありません)。
レボドパ+カマグで黒色嘔吐しても慌ててはいけません。
めまいを理解するために必要なたった3つのこと。
ただ説明しようとすると長くなるので、もう一つだけスライドを共有してあとは割愛します。
丸太式学習法。丸太の教育システム取り組みについて。
嚥下障害・開口障害で見落としやすい疾患。黄色のサブタイトルで診断つきますが、この病歴が聞き出せるかが問題です。外傷でトキソイド打つのは、今回の外傷による破傷風予防ではなく、将来の外傷に備えるものです。今回の外傷で破傷風リスク高ければグロブリン製剤が必要になります。DPTワクチンが打てるようになったのは1968年から(その後途中中止時期もあり)こともあり、高齢者はハイリスク。
僕らの感染症診療:内服抗菌薬のうまい使い方について。
かつては若年者が典型的だった疾患だが、近年は高齢者で報告が多い神経疾患。眼症状が大切ですが、診察方法:1.Enhanced ptosis 2. Twitch response(Cogan’s lid twitch) 3. Forced eye closure 4. Cold test(Ice pack test)を知っておかないと、診断が難しいかも知れませんので、診察方法を知っておきましょう。アイスパック試験が有名ですが、強制閉眼で眼瞼下垂が改善することも診断特性が良いんですよね。
睡眠薬の副作用は睡眠時随伴症の分類をみると分かりやすい。Z薬は入眠初期にノンレム関連の「ねぼけている症候群」を起こす。一方、オレキシン受容体拮抗薬では朝方に悪夢で目覚めるレム関連睡眠時随伴症を起こしやすい。
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