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執筆者の写真Y

論文掲載:Papular purpuric gloves and socks syndrome in a 72-year old woman

papular purpuric gloves and socks syndrome (PPGSS)はパルボウイルスでよく認められる症候群ですが、小児に多いです。名前の通り四肢末端に紫斑を認める特徴的な臨床像を取ります。成人例は今までにもありましたが、72歳という高齢者では珍しいと思いID casesに投稿しました。

 実は著者のN先生が最初この論文を投稿すると言った時、私は採用されるのは難しいと思いました。特に診断に悩むようなケースではなかったからです。しかし、過去最高年齢ということでAcceptされました。Editorは「高齢者だからねぇ・・・」と見過ごされることに対する警鐘を鳴らしたかったためにacceptしてくれたのかも知れません。

 日本では高齢者に対しても丁寧な診療が行われていると思います。高齢化の進む国々から見たら我々の診療は最先端とも言えます(たぶん)。超高齢社会の日本からは、今回のように「高齢者でもシリーズ」の報告が増えていくと思いますが、このような報告が集積することで、高齢者診療の質が高くなることを期待しています。

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