以下の3本立てです。
細菌学の知識を臨床に活かす
佐田竜一(天理よろづ相談所病院)
肺炎から学ぶ呼吸器画像診断
長尾大志(島根大学)
肺炎の実臨床
上田剛士(洛和会丸太町病院)
私は感染症の病歴のとり方について。肺炎はレントゲン読影で勝負するものではなく、レントゲンを撮るべきかが運命の分かれ目であり、病歴が重要。患者背景、局所所見、全身状態の3つを把握する。
身体所見はバイタル イズ バイタル。Cracklesの有無も大切ではあるがバイタルには勝てない。A-DROPだって患者背景+全身状態+qSOFAみたいなもの。
肺炎の起因菌推定も病歴が重要。疑って聞かなければヒントは出てこない。
高齢者の肺炎は治療してからが大事。いかに予防するか。口腔ケアは肺炎半分ぐらいにできるスゴ技。とろみ付は肺炎減らさないが脱水は起こしやすいのでルーチンにしてはならない。嚥下評価は自分でやらなきゃ初動が遅れるので簡易法ぐらい知っておく。ワクチン(インフル+肺炎球菌)ワクチン侮るなかれ。とくハイリスク患者に対する効果は大きい。
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