2024/10/26(土)は 高齢者の総合診療がテーマでした。
森川暢先生(市立奈良病院)は「高齢者誤嚥性肺炎診療の最前線」をテーマに話をしました。
最近、多職種で取り組んでいる誤嚥性肺炎診療は一つのトピックでしたので興味深く聞かせてもらいました。森川先生は丸太町病院卒業生です。大阪で開業している同期にも突撃訪問して、実りある1日となったようです(笑)。
私は高齢者の巨細胞性動脈炎を病歴からどう疑うか(新規頭痛・視覚症状・顎跛行はあれば儲けもので、無いのが普通。慢性消耗疾患で非特異的な筋骨格症状しかないのがむしろ特異的)、そして鑑別にあがったらどのような診察を行うべきか(血管所見は腋窩を含む太い血管の圧痛確認が大事で、血圧左右差や血管雑音はないことのほうが多い)を話しました。
後半ではCheye-Stokes呼吸について話をさせて頂きました。
心不全ではなぜCheye-Stokes呼吸が起こるのか? そんな素朴な疑問から始まったテーマでしたが、COPDでCheye-Stokes呼吸があれば何を考えるべきか、エコーで右心負荷所見があった場合Cheye-Stokes呼吸があれば何を疑うべきか、意識障害でCheye-Stokes呼吸があれば何に注意したらよいのか、そんなことを話しをさせて頂きました。
さあ、本日27日はMKSAP特集です。
感染症は藤田浩二先生(津山市民病院)
総合内科は名嘉祐貴先生(名瀬徳洲会病院)
循環器・腎臓内科は堀田亘馬先生(洛和会音羽病院)
その他幅広い分野は八重樫牧人先生(千葉西総合病院)
の4本立てで行われます。
MKSAPは深堀しながらも、小問題に分けて歯切れのよいレクチャーなので、現地でのDiscussionが盛り上がっています。
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