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洛和会丸太町病院 総合診療専門研修プログラム

更新日:2021年5月1日

当院でのプログラム希望者が急増しているため、連携先を増やしました。昨年度はCOVIDの影響で研修に支障が一部あったことも大きな理由です。

連携をして欲しいという施設もあったことから、それらの施設との連携も含めるとかなり充実したラインアップです。これだけ連携先が充実しているのも珍しいのではないでしょうか?

内々では連携OKを頂いている施設は他にもあったのですが、日程の都合により明確にOKを頂いた施設とだけ今年度は正式に連携することになりました。


 

勤医協札幌病院はすでに連携しており研修の受け入れ歴もある病院です。札幌市内にありますが周囲には大きな病院がなく、105床の小規模病院です。地域包括ケア病床28床、回復期リハビリ病棟50床があり、佐藤 健太先生(「慢性臓器障害の診かた、考えかた」「誤嚥性肺炎 ただいま回診中!」を最近出版しています)が病院とかかりつけ医の垣根を取り払った診療スタイルで活躍されておりましたが、最近病院を移られました。


東通村診療所 はTHE僻地の診療所ですが19床を持っています。地域医療センターとして東通村介護老人保健施設(長期入所45床 短期入所5床 )。通所介護事業所(定員20名)、通所リハビリテーション(定員30名)があり、 訪問診療も積極的に行っており、知る人ぞ知る地域研修のメッカです。自治医科大学卒の川原田恒先生が活躍されています。


南砺市民病院は富山県の山間にある175床の病院です。ここも研修に対して非常に熱心です。誤嚥に対して積極的に取り組んでおり「終末期の肺炎」を出版された大浦 誠先生が活躍されています。日本酒と肴が美味しいのもウリですね。


隠岐島前病院は離島での診療が経験できます。「THE整形内科」や「離島発 とって隠岐の 外来超音波診療」などで知られる白石吉彦先生が活躍されています。かなり人気の高い研修先で昨年度も研修でお世話になりました。最近、当院でもハイドロリリースがよくされていますが、白石先生の影響は大きいものと思われます。


瀬戸内徳洲会病院は奄美大島にある瀬戸内町にあります。60床と小規模な病院です。当院のメンバーが朴澤憲和先生と面識があり、精力的に研修医指導されているとお聞きし、連携を新たにお願いしました。立地条件もいいですしね。


石垣島徳洲会病院は49床で、常勤医は研修医2名を含め4名で、病院としては小規模ですが診療範囲は広く、旅行透析(COVID流行のため中止)、海技士身体検査、船員手帳健診も行っているそうです。京都では学べないものが多くありそうです。


昨年度に京都府内でも連携するようにと専門医機構からの指示がありましたが、実は京都府内の他の施設から返事がなく困っておりました。年度も変わったので新たに連携先を探し直したところ、諸事情により3か所と連携することになりました。京都は市内を除けば深刻な医師不足があり、地域医療を実践している場の多くでは専攻医を喜んで受けいれてくれるようです。


国保京丹波町病院は47床の小規模な病院です。丸太町病院から車で1時間、公共交通機関で1時間30分程度であり週末通いができる場所にあります。丸太町病院で週1の外来を継続しながら研修できる場所として最適という意見があり連携頂きました。


京丹後市立弥栄病院は一般病床150床+療養病床49床の比較的大きめの病院です。

京丹後市立久美浜病院は一般病床110床+療養病床60床とこちらもそれなりの規模の病院です。

両病院は日本海に近い場所にあり、車で40分程度しか離れていません。

弥栄病院は維持透析管理を行っており、産婦人科やペインクリニックもあります。久美浜病院は歯科口腔外科があるのが特徴でしょうか。外科・整形外科・小児科・眼科・泌尿器科・皮膚科・耳鼻咽喉科・心療内科/こころのケア外来は両病院にあるようですが、眼科・新生児・筋骨格系疾患(救急受け入れにも精力的)は弥栄病院で多く、小児・耳鼻科・血液・腎臓と循環器を除く内科疾患は久美浜病院に多い傾向があり、ある程度の住み分けはあるようです。

久美浜病院での研修の評判は良好で、病院周辺の環境も良いとは聞いていますが、病院の規模が大きくはないので研修受け入れは安定してはいません。


 

八戸市立市民病院は救急で有名な病院です。優秀な研修医を多く輩出しており、当院にも卒業生数人が専攻医・スタッフとして働いていますし、逆に当院からも研修先として指導をお願いする関係にあります。


名古屋掖済会病院は私が研修した病院です。救急が有名ですが小児科も力を頑張っている病院です。この病院にも優秀な研修医が多く、研修医や卒業生が当院と往来することでお互いに良い刺激を受けています。プログラムでは救急と小児科研修をお願いしています。


洛和会音羽病院は当院と姉妹病院の関係にあります。プログラムでは救急と小児科研修連携をお願いしていますが、実臨床においても転院しての治療やCPCなどでお世話になる事が多い病院です。特別ローテーションしたい科(例えば呼吸器科など)がある場合には音羽病院が相談に乗ってくれることになります。


後期研修全般についてはこちら


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